寿音ブログ

JUNON Blog
オーナー日記 美容鍼灸 一般鍼灸

美容鍼灸の施術料金はどうしてこんなに違うのか?

品質・価格・満足度

当店は、今年の9月で開業28年目を迎えることができました。

これもひとえに、当店を支えてくれたお客様があってのこと!
本当に感謝の気持ちでいっぱいでございます。

さて、今回は皆さまが知りたい、こんなことをテーマにして書いていきたいと思います。

美容鍼灸の施術料金は、
サロンによってどうしてこんなに違うのか?

というテーマです。

おそらく、鍼灸の業界人で、ここまで深く掘り下げて発言する方は、ほぼいらっしゃらないだろうと思います。

また本記事も、あくまでも私の個人的な意見です。その点を考慮して頂ければ幸いに思います。

鍼灸治療一般について。保険治療と自費治療

まずは、美容鍼灸でなく鍼灸院一般の治療費について書いていきます。

鍼灸の治療院の料金は、大きく「自費治療」と「保険治療」に分かれます。歯科医院に保険治療と自費治療があるのと同じです。

限られた疾患に適用される保険治療では、治療費は定められている

限られた疾患ですが、医師の同意書があれば保険での治療も可能です。この場合は、適用症状によって治療費の額は厳密に決められています。

健康保険被保険者証のイメージイラスト

保険治療の制限を超える施術は、自費治療になる

ところが残念ながら、保険治療ではいろいろと制限があります。

鍼灸の保険治療は、次の疾患に限定されています。

  • 神経痛
  • リウマチ
  • 五十肩
  • 頸腕症候群
  • 腰痛症
  • 頚椎捻挫後遺症

また例えば、ひとつの部位(腰痛なら腰)だけの治療になります。腰痛の原因は腰だけでなく全身にある場合が多いのですが、そんなときでも保険適用では、じっくり全身の治療はできないのです。

このほか保険治療では、治療費が定められていることにより、現実的に治療時間も短くなります。おひとりにじっくりと時間をかけられません。使用する鍼の本数にも制限があります。

こうした理由から、当サロンの一般鍼灸治療も自費治療でお願いをしております。

当サロンの施術の様子
当サロンの施術の様子です。

自費治療は「その金額と内容で満足していただけるか」が全て

鍼灸治療は通常でも約半分が自費。美容鍼灸はすべて自費治療です

このように、 自費治療と保険治療がある、という点では鍼灸院も歯科医院と同じです。歯科医院でも保険治療と自費治療があるように患者さんの立場から、選択されるわけですが、同じように鍼灸院でも、患者さんの選択にゆだねらています。

しかし、歯科医院とは違う点があります。上記のような制限から、自費治療の割合は鍼灸の方が多いのです。歯科治療は全体の10%程度が自費と言われるのに対し、鍼灸治療は現時点で約半分が自費治療です。

そして、歯科治療の「審美歯科」で保険が効かないのと同様に、「美容鍼灸」にも保険は適用できません。

その金額と内容でお客様が満足されるか、が全て

自費治療になりますと、正直なところ、エステサロンにしても治療院にしても、施術料金に国が定める枠はありません。

ですから、「どんなに高い料金でも、そのお客様が満足を得られれば問題はない」ということなのです。

私が知っている鍼灸院(美容鍼灸)で一番高かった例では、治療代金が60分で9万円の先生がおられました。

私事ですが、還暦を機に信頼できる歯科医師の先生を紹介して頂きました。たまたまその先生は、「自費治療しかしていない」とのことでした。

予算的にも躊躇しましたが、先生にお会いしたうえで、お願いすることにいたしました。

結果、この先生にもっと早くお会いできていたら!と思ったくらい、満足のいく歯科治療が受けられました。予算的にも納得できる金額でしたので、安心して通院することができ、今でも年に3~4回は検診に行っております。クリーニングも熟練の歯科衛生士さんに毎回、担当して頂きとても満足しております。

鍼灸院の先生方は皆さん、患者さんに良かれと思って治療内容・金額を設定されます。先生方の求める形はそれぞれ違います。ですから、料金設定もいろいろあって当然だと感じています。

品質・価格・満足度

美容鍼灸サロンの料金は何で決まるのか?

当サロンの料金設定について

当サロンの料金設定は、例えば次のような料金とさせていただいております。

  • 美容鍼灸 ベーシックコース【50分】 12,000円
  • 美容鍼灸 スペシャルコース【60分】 15,000円
  • 鍼灸治療 全身治療コース【60分】 15,000円
  • 鍼灸治療 プレミアムコース【90分】 20,000円

※すべて税別。2019年10月時点の料金。詳しくは美容鍼灸コース紹介ページをご覧ください。

「安さよりも施術の質を重視しながら、高すぎることもない」といった料金かと思います。

当院では疾患により、どうしても治療に時間がかかってしまう場合30分から40分程度は無料で延長しておりますので、決して高額な料金ではないと考えております。(ただし次の患者様の予約が入っているときは例外になります。)

院長である私自身の年齢が70歳近くになり、スタッフとの年齢差やキャリアの格差が広がってくることから、数年前より一人営業をしております。そのため、施術数は決して多くはなく、その分院長直接施術により、つねに一定した水準の施術を受けられる体制をとっております。

なおかつ、自分の理想を追い「駅から近いきれいな空間」にこだわっています。そこから生じる経費と見合わせ、料金を決定いたしました。

神楽坂駅そば・美容鍼灸サロン・寿音外観

美容鍼灸の料金を決定するポイントとは?

一般的に《料金設定を決定するポイント>は下記のようなものではないでしょうか?

●店舗の場所や立地

土地柄の坪単価は都内でもさまざま。駅から遠いか、近いかでも賃貸料金が違ってきます。店舗のスペースや内装、インテリアにかかる費用も異なります。

当サロンの場合、開業から28年の間に3回移転しました。最初の店舗を入れると、現在の店舗が4店舗目になります。おこがましい言い方をすれば、移転するたびに立地も含めて理想に近くなってきていると思います。本当の理想にはあと1歩ですが・・。

●担当者の経験年数や熟練度

担当者が免許取りたてか、この道数十年のベテランかもポイントになります。

私は平成4年から4年間は、免許取り立てでしたので、60分4,000円で治療を行っておりました。なぜならこの料金であれば大半の方が週に1度いらして頂くことができ、施術の経過を追うことが可能であるという理由からでした。また、低料金であれば多くのお客様を施術できることもメリットでした。

●美容鍼灸が比較的高額になりがちな理由

他の鍼灸治療に比べて、美容鍼灸は比較的高額な設定がされている場合が多いように思います。その理由は、「美容 イコール エステ」の感覚があるからだと思います。

このため、鍼灸院の料金ではなくエステティックの料金相場の影響を受けるのではないでしょうか。

コスト計算のイメージ

格安料金では、現実的に治療の質が確保できない

お客様の立場からしますと、安い料金で効果的な治療を!と望まれておられると思います。

しかし、私の体験から言えば、低料金は忙しさに追われ自分自身が疲弊し、自身が考える理想の治療から離れて行ってしまいます。私自身はその結果、ついに身体を壊し2か月間入院という苦い経験をしてしまいました

笑顔で問診する院長
当サロンの問診風景です。お客様のことを本当に考え、理想的な施術を施したい。料金設定も、その一環として設定させていただいております。

料金設定の理想と現実。その間を埋めるべく努力を続けてまいります

料金設定において、理想と現実のはざまで、個人経営の治療院の先生がたは常に揺れ動いていらっしゃるのではないでしょうか。私も例にもれず、今後も悩み続けることでしょう。

結論を述べれば、お客様に満足を感じて頂き「この料金でも高くない!」と思って頂けるよう、日々努力を惜しまず邁進していくことしかないのではと感じております。

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