寿音ブログ

JUNON Blog
美容鍼灸

「美容鍼灸」とは何ぞや?

「美容鍼灸」というネーミングが出現したのはいつからか?とふと考えておりました。

当サロンは、世間で「美容鍼灸」という言葉が一般的になる、はるか以前から営業しております。今日の記事では、そのころからの歴史をひもときながら、「美容鍼灸」とは何か? というお話をしてみたいと思います。

平成4年、当サロンが開業したころ

まだ「美容鍼灸」という呼び名もなかった

平成4年9月に当サロンを開業した頃はエステと鍼灸を併設した治療院はほとんど見当たらないのが現状でした。

 当サロンは当時、横浜で開業したのですが、サロン名も「東洋医学美容 ジュノン」という名前でした。

平成6年に、鍼灸業界誌最古の出版社である「医道の日本社」から、「女性専科の治療院は珍しい」と取材の申し込みがあったくらいですから、鍼灸の治療院が美容に携わることなどは、まだ考えられない時代だったのです。

平成18年 医道の日本 臨時増刊 「美容と鍼灸」が話題となる

平成18年に再度、医道の日本社より美容鍼灸の特集号の編纂に協力してほしいと依頼がありました。

このころ当サロンは、店舗を移転して一番多忙を極めていたころでした。このため、以前のように執筆はできないが取材だけならと引き受けることにしました。(発行は平成18年8月)

医道の日本 臨時増刊 No.11 「美容と鍼灸。」表紙写真
目次
Chapter 2 : 美容を取り入れた治療院の「今」を知る
~ 理念、経営、治療法など ~
(森谷恵子 姫野泰 前田賢二 堀口三恵子 五味るり)
医道の日本 臨時増刊 No.11 「美容と鍼灸。」 2006年08月31日 発行

このころから、「美容鍼灸」という言葉が一般に使われ始め、少しずつ美容鍼灸の治療院ができ始めたように思います。 今でもこの美容鍼灸の特集号は売れていると耳にします。

当時、この本を読まれた鍼灸学校の生徒さんが何人も見学に訪れました。私も学生の時に興味ある治療院を訪問し、とても勉強になった経験があり、すべての生徒さんを受け入れた事が記憶に残っています。

その後、同誌より「しわに関してのアプローチ」を執筆させて頂きました。平成23年に発行されたこの号では、タイトルにもしっかりと「美容鍼灸」の言葉が使われているのが分かります。

まさに原稿を書いているときに東日本の大地震が発生し、故郷の釜石が大津波に襲われる事態になり、締め切りが迫っているのにペンが進まない厳しい日々であったことが思い出されます。

医道の日本 2011年5月号 美容鍼灸 表紙
"美顔18点"を用いたシワへのアプローチ 森谷恵子 東洋医学美容ジュノン院長
医道の日本 2011年5月号 美容鍼灸

これからの美容鍼灸サロンはどうあるべきか

鍼灸師に求められる「美容の知識」

時が流れ、今では美容鍼灸、美容はりという呼称は、女性なら誰でも知るところとなりました。

30年前に私が思い描いていた流れが、やっと認知されてきたといえるのですが、鍼灸師の皆様が美容をどれだけ理解しているのかを考えると若干の憂いを感じることがあります。

誤解のない様に申し上げたいのですが、あくまでも技術に関しての憂いではなく、それ以前の「美容の知識」の問題です。

「わが身に老化を感じる年代の先生方」が、もっと アンチエイジング施術 を

例えばアンチエイジングに関しても、私が感じることを臆せずに申し上げれば、実際に我が身に老化を感じる年代の先生方にこそ、もっと立ち上がってほしいと切に願っています。

もちろん、若い鍼灸師の方々も、未来のチカラになるためには今からの修行も必要ですが、

シニア世代のお客様は、共感できる同年代の先生を望んでいるからです。

私が40代の頃、お客様にどんなに美容のアドバイスをしても「あなたはまだ若いから私の悩みがわからない」とよく言われたものです。
そんなとき私は、「早く60代になりたい!」と切望したものです。

当サロンのお客様。80代にして、年齢を当てられないほどの美しさを保っていらっしゃいます
シニア世代のお客様は、共感できる同年代の先生を望んでおられます
(写真は当サロンの80代のお客様です! )

今、自分も年を重ね、つくづく年を取ることは財産であると考えられるようになりました。何事も経験しなければ学びを得ることができないからです。

アンチエイジングの根本は、健やかな身体とナチュラルな肌

アンチエイジングの根本的な考えは、「実年齢より、はるかに若く見えること」ではありません。もし本気でそれを望まれるのなら、極論ですが、手っ取り早く美容外科に行くしか方法はないと思います。

私の望む理想の美容鍼灸は、不調のない健やかな身体とあくまでもナチュラルな清潔感のある肌状態を作り出すことです。

規制緩和で鍼灸院は開業しやすい時代に

昨今は、エステサロンも整体師の先生とコラボしたりして、営業の形態に変化が表れているように思います。

これだけ忙しい時代になると、1か所で顔と身体のメンテナンスができるメリットは価値ある事ではないでしょうか。

今、日本にどれだけの美容鍼灸サロンがあるか、数字的にははっきりしませんが、非常に多くなっていることは皆様も感じていらっしゃることと思います。

鍼灸学校が、 規制緩和により、 私の時代に比べて圧倒的に増えています。 東京都内で言えば5倍ほど増加しています。確かに、免許さえ取得すれば明日から治療院を開業することも可能です。

化粧品や美容機器に頼らず、鍼で美容の結果を出すのは圧倒的にシビア

しかし美容鍼灸は、エステと違って、結果を自力で出し続けなければ長く営業することは困難です。

エステはまだ、化粧品や美容機器などによって助けられる部分もあります。ゆえに治療のほうが圧倒的シビアな世界です。

美容鍼灸・エステを兼業して28年目に入る私としては、鍼灸師の方々は深くエステを学ぶべきですし(望めば民間資格ではありますが国際エステティシャンの資格も取得可能です)、エステティシャンの方々には、ある程度身体の不調を治せる鍼灸師になって美容鍼灸にたずさわっていただければ、と、老婆心とは思いつつ、先駆者として助言申し上げたいと思います。

美容鍼灸とエステを施術している写真
当サロンは、美容鍼灸とエステをともに施術します。
どちらも深い知識と豊富な経験を必要とします。

美容鍼灸サロン選びは、施術者のプロフィールをしっかりご確認ください

またお客様は、その辺を見極めて治療院選びをして頂きたい、と切に思っております。

大事な自分のお肌を預けるわけですから、少なくとも施術者のプロフィ―ルは知った上で、美容鍼灸のサロンを選んでいただく必要があると考えております。

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